私どものお客様の会社の中でも、いよいよ社内で感染者が発生するようになってきました。
大阪も東京も、毎日1万人前後で新規感染者が出ているのですから、会社の従業員がウイルスをもらってきても、なんの不思議もありません。
最も、大切なのは、従業員の安全第一であるのは言うまでもありませんし、例えば、営業担当者が感染すれば、直前に訪問していた商談相手が濃厚接触者になりかねないので、経営者は何かと気を使わざるを得ません。
現実に、実際に、従業員が感染してモノづくりのラインを止めたり、ライン停止によって納品ができなくなったりで、お客様の会社にも迷惑がかかってしまいます。
不要不急の商談は、手控えるか、オンラインで行うか、コロナ禍のキーワードの一つである「非接触」を会社として実践する必要が出てきます。
営業部署だけではなく、間接部門でも自宅でのテレワークを実践するために、「ハンコは止めよう」とか、「時間ではなくて、成果で人事評価を行う」と言う昭和型仕事の進め方にメスを入れるのには絶好のチャンスです。
実際、私の場合でも、打ち合わせの大半はオンラインです。
特に、Zoomの画面共有機能は優れものです。
対面での打ち合わせだったらラップトップPCを打ち合わせ相手の方に向きを変えて「えっと、今編集したんですが、この点からですね・・・」なんてやってたわけですが、
Zoomの画面共有機能を使えば、北出が編集している様子をライブで見て頂けるので、特に資金繰り表や経営改善計画書の編集・修正を行う際には、社長から「北出さん、この方がずっとわかりやすくてええやんか!」と言うお話になります。
更には、特に中小企業の間接部門で散見されるのが、「この業務は何のために行われているのか」が明確でないケースです。
聞くと、「僕が入社した以前からのやり方でやっていて、その、この業務の意味、なんて考えたこと、なかったですね」みたいな笑えない話が出てきたりします。
特に、間接部門では、一人一人が自分の城を守る、と言うわけでありませんが、「私だけがこの仕事を知っている」と言わんばかりで、知らぬうちに従業員一人一人が既得権益を握ってしまうケースさえあります。
業務を見直して、テレワークでもできるようにすることで、業務内容を皆が共有し、同じ部のAさんがどんな業務を行っているかがわかるようになるかもしれません。
もしかすると、BさんとCさんの業務が重複してしまっている可能性さえあります。
このような重複をなくして、同じ部署内でダブル、トリプルのチェック機能が働くようになればなお良しです。
中小企業経営者の皆さん、特に間接部門の仕事の内容、把握されてますか?
このコロナ禍を口実にして、社内の業務見直しを一気に進める絶好の機会にしてみてはいかがでしょう。
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