· 

【中小企業の銀行対策】「経理」をないがしろにしてはならない

中小企業と一口で言っても、事業規模は様々です。

ごく零細で、家族経営でやっているところもあれば、資本金99百万円でギリギリ大会社にしない会社もあります。

とはいえ、人間3人集まれば、2対1に別れるわけで、零細規模と言っても、組織である以上、それなりのガバナンスがないと会社はてんでバラバラになってしまいます。

勢い、小さい集団から、班、係、グループ、課、ブロック、部などなどのセクションが自然とできてきます。

僕は営業、あなたは経理、あんたは業務、とか言った具合です。

 

他方で、多くの中小企業経営者でオーナー社長で、かつ創業者となれば、得意分野は「営業」です。

元々サラリーマンをしていて、営業成績がよくて、そろそろ俺も独立して、「一儲けしてやろか」というケースが、創業の多くのパターンです。

営業畑の創業社長は、売るのが大好きで、勢い、社内でも、売ってくる奴が一番偉い、となるのは自然な流れです。

商社が代表するような卸売業では特にそういう傾向が強いようで、関節部門の社員の口からは「どうせ、僕らは火の当たらない存在ですから」みたいな言葉が出てきたりします。

 

そんな営業畑の社長に言わせると、「ケーリイ? そんなしょぼい部署なんか利益生まへんし、最低限でええやろ!」みたいな話になってしまわないとも限りません。

現に、私がお邪魔することになった会社の中にはそういう会社がないわけでもありません。

確かに、営業畑の社長の気持ちもわからないのでもないのですが、経理はとてもとても重要な部署で、仕事です。

日々の入出金から、個々の取引の仕訳、請求書の送付、発生主義に基づく伝票の計上などなど、会社の中枢業務そのものです。

経理がしっかりしていないと、試算表の出来が遅くなったり、そもそも試算表の精度が落ちてしまったりすると、経営者が経営判断を行うのに当たって、判断材料が正しくなければ誤った経営判断を下してしまうことにもなりかねません。

経理は、正しく、迅速に、が大原則。

仕訳は正しいものが一つでそれ以外は誤りです。

経理がガタツクと、取引金融機関からの信用を失ってしまって、必要な資金調達にも支障をきたしてしまいます。

 

営業畑の経営者の皆さん、明日は朝イチで、経理に向けて「最新の試算表を出すように」と業務指示を出してみてください。

今日は2月7日。

もしも、出された試算表が2021年12月度よりも古ければ、経理部門の立て直しが必要です。

特に中小企業にとって、経理は、会社の中枢であることを忘れてはならないのです。