· 

【中小企業の銀行対策】(コロナ禍ならでは)出口戦略を明確化する

相も変わらず、世の中、コロナコロナ。

マスコミは、「コロナで生活が大変だ」、「飲食店の困窮」などといった報道が幅を利かせていて、地上波を見ていると、気が滅入ってくるのは私だけではないはずです。

 

確かに、変異株は蔓延しているけれど、この先、ゼロコロナにはならず、当分はマスクが手放せないような気がしてなりません。

他方で、政府系のコロナ資金も、特例リスケもこの3月末で制度として終わってしまいます。

資金面での中小企業支援策のフェーズは終わ流のであって、このコロナ禍を当たり前として、苦境から脱却して、成長軌道を描いていく必要が出てきました。

弊所としても、関与先に対して、これまでの「リスクシナリオ」から、「成長軌道」、もっと言えば「出口戦略」を明確化することに方針を切り替えて、関与先が高収益体質に転換していくことを模索するよう、全力を尽くしているところです。

 

前総理ではないけれど、大切なのは、「自助」です。

お上にすがって、なんとかしてもらおう、コロナで大変で御涙頂戴からは卒業しなければなりません。

 

コロナ禍で「リスクシナリオ」から「出口戦略」に転換していくのに必要なことが、安売り路線からの脱却です。

根こそぎ仕入れて、安値で市場を席巻するというのは、既にコロナ前の時代遅れの発想です。

卸売業であれば、単に右から仕入れて左へ売るというのでは、付加価値が出ません。

ましてや、営業マンが営業車でガソリンを撒き散らして、配達を行うというのは、SDGsの観点からも一発アウトです。

営業マンなら、「あんただから買う」といった無形の安心感も必要なのかもしれません。

近い将来、「単に運ぶ」という商売は、自動運転のクルマやドローンに取って代わられることが想定されます。

 

他方で、コロナ禍で、多くの中小企業がコロナ前に当たり前であったぜい肉を削ぎ落とすことが出来ました。

筋肉質に転換できたのは、コロナ禍がもたらしたギフトです。

このギフトを元手にして、前向きな成長軌道を明確化し、出口戦略を追求していく必要があるのです。