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【中小企業の経営戦略】(コロナ禍ならでは) 社風に変革を興す

ほとんどの業界では、業界内での序列というか、ランキングというものが暗黙のうちに成立しているように感じられます。

ただ単に規模が大きいというわけではなく、業界内で、「この会社はやるよなあ」という会社が必ずあるものです。

 

他方、会社は一つの組織体だけあって、それなりに「社風」というのが存在します。

特に、中小企業でかつオーナー経営であれば、「社風」即ち「オーナー社長のお人柄」とも言えます。

総じて、イケイケの社長ならば社風もイケイケで、勢い、集まってくる社員、従業員もイケイケの人が多くなります。

それは、例えば、弊所が日常的にやりときや打ち合わせをしている金融機関でも同様です。

一般に、金融機関は、カチカチで、真面目な人たちの集団というイメージで、概ねそれはそうなのですが、金融機関個々に見れば、「あー、なるほど。この金融機関は長男型の人が多いよなあ」とか、「きっと、次男坊が幅を効かしているんやなあ」とか納得がいきます。

なんとなく、人事異動や係替えで担当が変わっても、似たような人と出会うこととなり、ふと「金太郎飴」という言葉が頭をよぎったりします。

 

このように、社風というのはその会社に染み付いているものであって、これを変えるというのは並大抵のことではありません。

例えば、2代目さんが先代から事業承継して、「ヨシっ、これから俺が新社長。今までの社風ではダメや。社風に変革を興して、会社を改革する」と意気込むわけですが、新社長が意気込めば意気込むほど、長年の社風が染み付いた特に古参の従業員からは白けてしまいます。

ましてや、従来からのやり方を変えて、効率化を推進するとなれば、「別に今までのやり方でええやないですか! なんで変えなあきませんの💢」と反発を喰らわないとも限りません。

 

しかしながら、コロナ禍は想像以上に手強く、ウイルスは特色を変えて、中小企業に牙を剥いてきます。

特に、大人しい社風の会社では、この手強いコロナ禍を乗り切るには少々、心許なくなってきます。

この厳しいコロナ禍だからこそ、社風を変革し、「闘う社風」に会社を生まれ変わらせる必要があるかもしれません。

中小企業経営者は、このコロナ禍を乗り切るべく、これまでの良き会社の伝統を尊重しつつも、「闘う社風」への変革によって、会社に革命を興す必要があるのです。