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【中小企業経営者の心得】年末ならでは、過去1年間の資金繰り表を見返してみる

今年も残りわずか。

社内もお取引先も押せ押せになってきたので、のんびり商談できる時間はなくなり、ご挨拶程度のやりとりばかりになっているのが今週です。

そんな中でも、お客様、取引金融機関さんとわたくしを交えた月次モニタリングのため、ミーティングを持たせてもらっています。

資金繰り表を振り返ってみると、この1年間の業績推移が一目瞭然でわかります。

資金繰り表は、謂わばビジネスモデルをお金の流れで表現したもので、売上増に伴って売掛金の回収が増額されていったこと、売上増に伴う売上原価の上昇によって買掛金や外注費の支払も増えていったこと、固定費、諸経費の削減、適正化は想定通り行われたのかなどなどを見える化できます。

更に、重要なのが、現預金の残高の推移で、売上増、売上総利益増、営業利益増などなども当たり前に重要ですが、損益の改善が進んだにもかかわらず、現預金が増えない、ましてや減っている、となれば、大きな問題です。

思えば、この1年間は、様々な業種、業態で、新型コロナウイルスの影響に翻弄されました。

そんな中にあっても、コロナの影響をモロに食らった業種、業態であっても、「コロナ前の当たり前」を徹底的に疑って、これまでの成功体験をゼロベースで見直して、悪戦苦闘しながらも、この1年間で、驚くほどの業績回復を実現したケースが私どもの関与先でしっかりと存在します。

 

中小企業経営者は、この年末のドタバタの中だからこそ、コロナ禍で改善できたこと、未だ改善途上のこと、残念ながら未だ手付かずのままのことを過去1年間の資金繰りの実績(なければ試算表12ヶ月分)を見返すことで明確化することが大切です。

そして、コロナ資金も特例リスケもないであろう来るべき新年を見据えて、次の1年後実現すべきベンチマークを見極める必要があるのです。

 

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