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【中小企業オーナー経営者の心得】弱音を吐いたらあかん

中小企業オーナー経営者は、ファミリーで株式の大半を所有することで会社を支配できる一方、金融機関借入金に連帯保証債務を負っています。

上場企業で不祥事が起こった際には、サラリーマン社長は取引所での記者会見で「申し訳ございませんでした」で済ませてしまえるのかもしれませんが、オーナー経営者の責任の度合いは、サラリーマン社長のそれとは桁違いです。

 

このように、社内で絶対的権限と逃げようのない責任を負う中小企業経営者は、会社内では「孤独な存在」です。

オーナー経営者に対して、雇われの身のサラリーマンが「社長、それはおかしいです。間違っています」と具申する時は、会社を辞める覚悟を決めている時です。

オーナー経営者は、社内では絶対的なので、間違っても、社員に向かって弱音を吐いてはいけません。

「いや、銀行から詰められてもて、もうやってられん」なんてのは禁句です。

朝イチで銀行員がやってきて、応接室に社長と銀行員が籠った後に、社長が不機嫌になって、社内に当たり散らすようになっては、優秀な社員から辞めていきます。

 

オーナー経営者は、どんなにしんどくても、弱音を吐いてはいけません。

オーナー経営者は、社員に対して、「うちの会社は大丈夫や。大船に乗った気分でおれや」というファイティングポーズを崩してはいけません。

ましてや、社外に対しては、「うちの会社、もうあかんかもしれん」などと口走っては、あっという間に業界内に信用不安が駆け巡ります。

このご時世、業界内で「どうも、あの会社危ないらしい」、「そういや、あの社長、ここのところ、顔色悪いし。業界の会合にもめっきり顔出さへんし。もう長ないな」となれば、仕入業者から取引条件の見直しのファックスが送信されてくるかもしれません。

「社長、うちも厳しくて、今の半金半手ではあかんと管理部門から言われまして。来月からで結構なのでオール現金に変えてもらえませんか」

取引条件の見直しは、中小企業にとっては大きな打撃です。

 

このように、オーナー経営者の様子は、社内外から関心を持って観察されています。

間違っても、社内にも社外にも、オーナー経営者は弱音を吐いてはならないのです。