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【中小企業経営者の心得】円安に敏感になる

オミクロン株が世界的に拡大する中でも、我が国の感染状況を落ち着いています。

おかげで、経済活動は底を打ちつつある感はあります。

 

他方、中国、アメリカを中心に、新型コロナウイルスの影響の反動か、経済活動が活況となり、モノ不足が深刻になっています。

油然り、半導体然り、業務用食材然り、住設然り、我が国の今年の秋冬のトレンドは、企業間物価、消費者物価共に値上げラッシュです。

わたくしどもの関与先企業もどこも原価高、諸経費アップに見舞われています。

思わぬコロナの副作用です。

 

値上げの要因として無視できないのが、外国為替市場での円安です。

とかく、毎日の経済指標の中で、株価に関連する指標に目が行きがちですが、特に中小企業にとって重要なのが「円安」です。

 

大手製造業は、自動車メーカーを筆頭に輸出が多ければ多い程、円安によるメリットを享受できます。

しかしながら、世の中の大多数の中小企業は自社ブランドの製品・商品を持っていないため、輸出にかかる円安メリットに与ることができません。

世の中の大多数の中小企業は、輸出はないけれど、輸入はしています。

直接な製造原価だけではなく、円安による販管費押し上げ圧力は日に日に増すばかりです。

もちろん、積極的に為替をヘッジできれば良いのですが、大多数の中小企業はそういうわけにはいかないので、円安による収益圧迫は中小企業経営にとって到底無視できるものではないのです。

 

「相場で一喜一憂するな」とは言いますが、中小企業にとって外為市場での円安はマネーゲームではなく、本業の収益に直結します。

中小企業経営者は、株式相場だけではなく、主体的に外為市場での円安を注視する必要があるのです。