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【中小企業の銀行対策】モニタリングを毎月回そう

北出:「社長、メインバンクときっちりコミュニケーションをとらなあきません」

社長:「でも、忙しいし、コミュニケーションとるて、一緒に飲み行けばいいのんか?」

 

確かに、ノミュニケーションの効果はあるでしょう。

お互い、普段は素面だと建前論ばかりですし、堅苦しい話ばかりでは退屈です。

しかしながら、世はコロナ禍。

金融機関や大手企業では、まだまだ社内外の飲み会は、「自粛しとけ」というのが現実です。

 

他方、金融機関は融資先についてモニタリングを行うことが行政庁より要請されています。

モニタリング、テレビのバラエティじゃありませんが、平たく言えば「観察」です。

金融機関は、いい材料も悪い材料もモニタリングを通して、融資先の実情を把握したいのです。

モニタリングに際して、金融機関から最も歓迎されるツールが「試算表」と「資金繰り表」(建設業の場合は、加えて「受注明細」)です。

しのごいう必要はありません。

この二つがあれば完璧です。

 

試算表は、直近の発生ベースでの損益状況を把握するためのもので、会計事務所に頼めばさっと用意してくれます。

資金繰り表は、直近の入出金実績と向こう半年、1年先のお金の流れを予測したものです。

借入金の元本返済後もキャッシュが安定的に生み出されることが想定されれば、金融機関担当者は一安心です。

また、5ヶ月後、6ヶ月後に資金ショートが予測されれば、まずはニューマネーの打診を金融機関に行うこともできます。

 

中小企業経営者は、皆多忙です。

メインバンク担当者と、雑談して管を巻く時間はありません。

 

試算表と資金繰り表で、金融機関との円満な信頼関係を築いていくことができるのです。