· 

【中小企業業績改善メソッド】「算数経営」のススメ

弊所北出経営事務所のメソッドの一つが「算数経営」です。

わたくしが、主に中小企業と金融機関との橋渡し役として今の仕事を続けてきて、早12年半ですが、これまでのわたくしの経験則から、中小企業経営に必要な王道のメソッドが「算数経営」だと結論に至りました。

まず、「なんで算数なの?」という質問が飛んできそうなので、そこから始めます。

戦後日本の教育からすれば、ほぼ全ての日本国民が算数を学校で習得しています。

算数の基本が足し算、引き算、掛け算、割り算だと言えますが、実は中小企業経営を行なっていく上で、大切なのが、この足し算、引き算、掛け算、割り算なのです。

一般的な経営改善に、この算数レベルがあれば十分だと考えています。

あるに越したことはなのでしょうが、微分積分や難解な計算式は基本的に不要です。

「売上を増やすためにどうするのか」は足し算、「いかにコストカットするのか」は引き算(もしくは掛け算、割り算)で解決できます。

逆に言えば、足し算、引き算、掛け算、割り算が使われなければ、会社経営は目隠ししたまま同然です。

 

会社経営にまつわる様々な要因を、数値化、あるいは足し算、引き算、掛け算、割り算で落とし込むことこそが最重要経営課題です。

 

ただ、この足し算、引き算、掛け算、割り算に拒否反応を示す経営者がいないとも限りません。

「俺の経験と勘でやれる」とか、

「哲学が第一で、数値は問題ではない」とか、

「こんな悪い状況がずっと続くわけではない」とか、

およそ、非合理的な妄言を吐かれる方もおられます。

 

しかし、これでは、昭和の高度経済成長期じゃあるまいし、「気合と根性」の世界で乗り切れる程、今の世の中、甘くはありません。

臭いものには蓋、問題の先送りに他ならず、まるで先の大戦中の旧帝国陸軍・海軍と変わりありません。

 

金融機関から融資を受けている中小企業は、「算数経営」の実践が必要不可欠です。

金融機関審査部門から「この会社はダメだな」と烙印を押されないためにも、「算数経営」の実践によって経営にかかる様々な要因を数値化して、金融機関に説明していく責務が中小企業経営者にはあるのです。