【中小企業経営者の銀行対策】好き嫌いではなく、損得で決断する

経営者の重要な役割の一つが、「決断すること」が挙げられます。

稟議制度の整備された企業であれば、大口の決済は社長や会長が最終決裁者となるケースが多いようです。

他方、多くの中小企業では稟議制度が未整備であり、社長等役員が社内外から意思決定を求められることが散見されます。

多くの中小企業経営者は、バランス感覚に優れていて、逆に言えば、バランス感覚に優れていなければ中小企業のトップとして務まらないというわけでもあります。

 

とはいえ、バランス感覚に優れた中小企業経営者といっても、時に感情的になることもなきにしもあらずです。

中小企業経営者も、人の子で、生身の人間なので、ムカッと来ることがあって当然です。

好き嫌いがあって当たり前です。

例えば、まるで自分自身の子供と同じ世代の若いメインバンクの担当者の言動が気に食わないことがあるかもしれません。

あるいは、会社の経営課題をズバッと言い当てて、耳の痛いことを直言するような銀行員がいるかもしれません。

しかし、いかにムカっときたり、耳の痛い直言を受けたとしても、決して感情的になってはいけません。

彼らを敵に回しても、何の得にもなりません。

相互の不信感が募るばかりで、負のスパイラルが深まるだけです。

 

ムカっときても、耳の痛い直言を受けても、中小企業経営者は感情を押し殺して、彼らの言動を受け入れ、耳の痛い直言をありがたく拝聴できるような度量が必要不可欠です。

耳の痛くなる直言をしてくれる銀行担当者は、貴重な存在です。

会社は利益を追求するのだから、感情的に許しがたいものであっても、会社の増益につながる行動を取ることが肝要です。

 

中小企業経営者の皆さん、「好き嫌い」はダメです。

「損得」で動きましょう。