【中小企業の収益改善策】 「あれも、これも、それも、やらなきゃ」のリスクとは?

大企業と中小企業との違いの一つが、「マンパワーの大小」です。
一部に株式を上場しているような大企業は、曲がりなりにも資金力があり、同時に相当程度のマンパワーを有しています。
そのような大企業であれば、本社だけではなく、地方都市や新興国にも営業拠点を有していたり、様々な部署が存在して、相応の人材も集まっているのが現実です。

新卒者は競って上場企業を目指します。
大企業は世界中からよりコストの安い商材を調達することが出来ます。
上場していれば、一般投資家から幅広く投資を頂くことも出来ます。


他方で、中小企業の場合、ヒト、モノ、カネのいずれもが限界があります。
特に、経営を立て直していく再生局面であれば、人的なリストラが必要となったり、資金的な余力が低下することが多いため、ヒト、モノ、カネはいずれも限られたものとなってしまいます。
このような状況下に置かれた中小企業が収益を改善していくために必要なことは、「あれも、これも、それも、やらなきゃ」とばかり、経営再建策をフルラインナップで実行するのはリスクが伴い、そのいずれもが中途半端に終わってしまう可能性が高まります。
再生局面の中小企業経営者は、自社の経営資源が、ヒト、モノ、カネいずれも余力が乏しいことを認識した上で、やるべきことに優先順位を設定して、最も優先順位の高いものに経営資源を集中させ、一点突破で経営再建を断行する必要があるのです。