【中小企業の経営再建策】 経営再建に必要な二つの要素とは?

円安の進行によって、多くの中小企業では、製造原価や販管費が増加する傾向にあります。

ほとんどの中小企業では、最終製品として輸出をしていないため、円安のメリットを享受出来ないことが散見されます。

このように、多少、景気回復の兆しがあるとは言いながらも、中小企業を巡る経営環境は決して楽観視できるものではありません。

 


このような厳しい経営環境下に於いて、再生局面にある中小企業経営者が、自力で経営を立て直し、経営再建を本格的に進めていくのは容易なことではありません。

厳しい経営環境下に於いて、経営再建に真に必要な要素とはどのようなものでしょうか?

 

この問いについて、わたくしは、突き詰めれば、大きく二つの回答に集約出来ると考えてみます。

一つ目の要素が、「そもそも、その事業に経営再建の見込みがあるのか否か」です。

いくら、経営者も従業員も「皆で頑張ろう! エイ、エイ、オー!!」と力んでみても、ビジネスモデル自体が時代背景にマッチしていなかったり、競合他社の圧倒的な存在感から市場からの退出が待った無し、という事情があれば、なかなか経営を再建することは出来ません。
二つ目の要素が、「経営者自身の経営再建への意欲が強いのか否か」です。

いくら、事業に将来性があったとしても、経営者自身が信用保証協会への代位弁済やサービサーへのバルクセールによって借金を踏み倒したいという後ろ向きな姿勢が見え隠れすれば、従業員も取引先も、誰も相手にしなくなってしまいます。

経営者自身に、泥を飲んででも、何が何でも、経営を再建するという強い意欲が備わっているかどうかが、経営再建への鍵となるのは間違いありません。


このように、中小企業の事業再生に真に必要な要素とは、「そもそも事業自体に魅力があること」であり、「経営者自身が経営再建に意欲的取り組んでいること」の2点に集約されるのです。