【中小企業の銀行対策】 直近の試算表を手に入れておく重要性とは?

通常、ほとんどの中小企業では、年1度の決算を実施します。

決算時には、ルーティンの仕訳だけではなく、税理士先生の協力を得ながら決算整理を行なって、企業会計原則に則った決算申告を行うというのが原則です。

決算申告書は、まさに会社の一年間の通信簿というべきもので、経営者にとっては、一年間で収益がどのように変化したのかをつぶさに把握することのできるものです。

決算こそ、会社のツボであるといっても過言ではないほどです。


決算書に対して、期の途中の収益や資産負債の状況を速報値として把握出来るのが、試算表です。

試算表はTrial Balanceと英訳され、通称、金融機関担当者は、「TB」と呼んでいたりします。

他方、特に零細企業、小規模事業者では、このTBをなかなか作らずにいたりします。

TBがなければ、前々月、前月、いくら売れて、いくら利益が出て、負債がいくら増えたのかが分からなくなってしまいます。

TB無しに商売をしているのは、目隠しをして歩いているのと同じようなものです。
取引金融機関は追加融資の審査の材料としてだけではなく、自己査定時にも試算表の提出を求めてくることが多々あります。

取引金融機関のためだけではなく、中小企業経営者は、経営者自身が直近の収益や資産負債状況を把握するためにも、なるべく早い段階で、直近の試算表を入手して、「次の手」を先手先手で打っていく必要があるのです。