【中小企業の生き残り策】 「商いとは、○○を××に換えることである」 さて○○と××は?

少なからぬ中小企業が、既存の事業に手詰まり感が見受けられます。既存の事業の将来的な市場性が望めなければ、自然に「隣の芝」は青く見えてしまいます。
ところが、現代の我が国に於いては、あらゆる財・サービスの市場が成熟してしまっているため、斬新で、誰もがあっと驚くような新たなビジネスモデルを創出するのは容易なことではありません。既存の事業に手詰まり感があるといっても、なかなかブルーオーシャンを見出して、事業化していくのは至難の業と言っても過言ではないほどです。ましてや、新たに起業するとなれば、起業者はよほどの覚悟がなければ、その事業を軌道に乗せることは出来ません。
確かに、既存の事業に手詰まり感が出ている中小企業や新規起業者が新たな事業領域に踏み込んでいく際の第一ステップが、「アイデア出し」です。「アイデア出し」の段階では、「それってなかなか面白そうじゃん!」とか、「ちょっと検討してみる余地、あるんじゃない」というのが客観的な評価です。しかしながら、「アイデア」を事業化し、収益を確保していくのは、簡単なことではありません。逆に言えば、軌道に乗る商いとは、アイデアを最終的にキャッシュに換えること、と言い換えることが出来ます。「アイデアを最終的にキャッシュに換えること」を会計的に言うならば、アイデアという名の無形固定資産をお客様が評価して頂き、商品にして、売掛金にして、売掛金を回収して現預金にする、という具合です。
更に言えば,現預金に換えられないアイデアは商いにはならず、ボランティアの範疇にとどめるのが正解です。
新規事業への参入を検討している中小企業経営者も、新規起業者も、「商いとは、アイデアという名の無形固定資産を、現預金に換えることである」を改めて認識し、新規事業を不退転の決意で成功させなければならないのです。