【中小企業の銀行対策】 月末だからこそ考えたい「余裕を持った月次約定返済」の重要性とは?

5月も本日で終わり、ゴールデンウィークのおかげで営業日の少なかった5月は、怒濤のような勢いで過ぎ去ってしまいました。今日は月末。月末ということもあって、金融機関の窓口もATMも混雑を極めました。中小企業経営者は、社外には月次の目標必達のためトップセールスに歩いたり、社内には夕方には営業会議をやったりで、いつも以上に多忙な一日となったことでしょう。
中小企業にとって、月末に集中するものといえば、「長期借入金の月次約定返済」です。約定返済日が月末となるのは、2つの理由が想定されます。一つ目は、実行時に金融機関の都合、どうしても末算に反映させるため前倒しで月末に実行した場合で、二つ目は中小企業の資金繰り上、どうしても今月中に必要だからという理由で月末にエイヤッと実行した場合が考えられます。
一般に、約定返済日当日に入金しても、返済の引き落としはしっかり行われます。というより、朝一で引き落としが出来なければ、ずっと入金待ちがかかるので、売掛金の入金があって預金残高が引き落し金額に達すれば、速攻で引き落しがされ、当然のことながら月越えの延滞にもなりません。
しかしながら、金融機関の担当者としては朝一に引き落しがされず、入金待ちがかかってしまうと、「あの融資先、ホントにちゃんと入金してくれるんだろうか。延滞なんて勘弁して欲しい」と一抹の不安にかられてしまいます。つまりは、朝一に引き落しができず入金待ちがかかってしまうような融資先には、金融機関担当者が警戒したり、不信感を募らせかねません。ましてや、実行してから数ヶ月も経過していないにもかかわらず、入金待ちになるようなら、金融機関担当者の心証は間違いなく芳しくなくなってしまいます。
中小企業にとって、入金待ちになって金融機関担当者に不信感を持たれるようなことがあっては、金融機関との信頼関係を維持することが難しくなってしまいます。
中小企業経営者は、経理担当者に対して、月末に限らず、月次約定返済の返済金額相当額を返済前の営業日に必ず入金しておくことが重要なのです。