【中小企業の銀行対策】 経営を再建していくために必要な経営者の心得とは?

失われた二十年の後、長らく続いたデフレの影響で、多くの中小企業で利益が出にくくなっています。長期の折り返しを繰り返して来たことによって、過剰な有利子負債を負ってしまっている中小企業は少なくありません。利益が出にくく、過剰な有利子負債を負っている中小企業は、総じて「再生局面」にあると言うことが出来ます。
再生局面にある中小企業経営者の中には、「銀行にはこれだけ金利を払ってやっているのだから、債権放棄くらいしてくれてもいいのにねえ」とぼやく人もいないわけでもありません。「借りたカネは返すな的私的整理」が一定の支持を得ているのも、解らないでもありません。
他方で、「借りたものは返す」のが当たり前で、更に言えば、過剰債務を解消していくためには、まずは本業を立て直していくことが先決です。本業を立て直していくのに当たって、収益改善計画を策定し、計画の中で導き出した具体的な収益改善策を実行に移していくことが大切なのですが、収益改善策を実行していくのに当たって、様々な障害が立ちふさがって来ます。そもそも、現状を変えようとするというだけで、社内外で不協和音が起こってくるのは至極自然なことです。場合によっては、言われのない中傷を受けることさえ起こり得ます。
中小企業経営者として、現状を打破して、収益を改善していくために、必要な施策であることは頭の中では痛いくらい理解出来ているにもかかわらず、生身の人間である限り、様々な障害や抵抗があると、ついついへんこんでしまったり、収益改善策の実行に躊躇してしまったりするものです。しかし、そこでへんこでしまったり、躊躇してしまっては、経営再建を実現することは夢のまた夢となってしまいかねません。
中小企業経営者は、真の経営再建を成し遂げるためにも、石にかじりついてでも経営再建策を実行・実践し、不退転の決意で、その先にある経営再建を成し遂げなければならないのです。